東京・上野にある東京都美術館にて、2016年10月8日~12月18日の期間「ゴッホとゴーギャン展」を開催。
フィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャン。19世紀末に活躍し、今もなお世界中の人々に愛されてやまない2人の画家に焦点をあてた、日本初の展覧会。2人の初期から晩年にわたる油彩画約50点を含む、約60点を展示しています。
さっそくゴッホとゴーギャン展に行ってきたので感想を書きました。混雑状況、グッズ情報もまとめたので、これから行く人は参考にご覧下さい!
※企画展内部は写真撮影NGのため、文字多め
音声ガイドは2人の有名声優
当企画展の音声ガイドを務めるのは声優の小野大輔さんと杉田智和さん。
小野大輔さんがゴッホ役を、杉田智和さんがゴーギャン役を演じながらナビゲートしてくれるとのこと。声優好きなら見逃せない内容ですね! 520円で借りることができます。
試しに聞いてみたいという方は、以下のサイトで視聴可能です!
ゴッホとゴーギャン展の感想
僕が最も印象に残った絵はゴーギャンが描いた「肘掛け椅子のひまわり」
その理由を説明する前にゴッホが描いた「ゴーギャンの椅子」という絵の話からしようと思います。
ゴッホが描いた「ゴーギャンの椅子」
ゴッホは人物画に高い関心を持っていたのにも関わらず、ゴーギャンのことを描いた作品は1点のみ。2人は共同生活をしていたので、描こうと思えば機会はあっただろうに…。
そんなゴッホが描いたという「ゴーギャンの椅子」。椅子の主はゴーギャンですが、そこに座っている人物の姿はなく、2冊の本と蝋燭があるだけ。椅子にゴーギャンの面影を重ねたこの絵は、象徴的肖像画と呼ばれていた。
ゴッホ亡き後
ゴッホ亡き後に描かれたものが、先ほど最も印象に残った絵として紹介した「肘掛け椅子のひまわり」。
ゴッホの作品といえば「ひまわり」が頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。その「ひまわり」をゴーギャンが描いた。しかも椅子の上に。
ひまわりと椅子。この組み合わせに、込み上げてくるものがありました。表現も考え方も異なり、時には激しく意見をぶつけあったこともあったけど、晩年に描かれた「肘掛け椅子のひまわり」からは、2人の間にあった絆を感じることができた。
絵を通した友情話って、いいですね。ぜひとも会場でご覧ください!
会場の雰囲気も良かったです
壁に書かれたセリフ。
黄色い家での共同生活を意識したかのような黄色い壁。
以前、同じ場所で開催された若冲展やポンピドゥー展とはまた違った構成となっており、とても良い雰囲気の中で鑑賞することができました。
作品だけではなく会場全体の雰囲気を味わうことも、東京都美術館に行く楽しみの一つ。
特別にタイアップしたグッズが盛りだくさん!
グッズコーナーで見つけたものをご紹介!
- 公式図録
- クリアファイル
- チャーム
- ミニチョコセット
- トートバッグ
- 金属ブックマーク
- ポスター
- マスキングテープ
- 付箋
- マグカップ
- カレンダー
- しおり
- ポストカード
- Tシャツ
このほかに、龍角散のど飴、ポムポムプリン、Soup Stock Tokyo、アンデルセン、ハードロックカフェ、ヒポポタマス、輪華ネーションとタイアップしたグッズが販売されています。
これまで様々な企画展に足を運んできましたが、これほど多くタイアップしてるのなんて見たことがない…!
なかでも、一心堂本舗とコラボしたフェイスパックが目立ってた。ラベンダーの香りがするらしいので、気になる人はぜひ! (試して写真をブログに載せようかと一瞬考えたけど、ちょっと気が引けました…笑)
フォトスポットにあるのは…
帰り際にはフォトスポットがあります!
置かれているのは……椅子!!
行った人なら共感してもらえると思うんですけど、ちょっと興奮しますよ!!
座っても大丈夫なので、記念にいかがでしょうか。
混雑状況
祝日のお昼頃に行ったのですが、チケットを買うための行列はありませんでした。
しかし、会場内はそこそこ混みあっている状態。間近で作品を鑑賞したい場合、少しの時間待つことになります。どの作品から見てもいいので、空いているところから行きましょう!
おわりに
東京での開催は12月18日まで。その後、2017年1月3日より愛知で開催されます。
関東圏に住む方はお見逃しなく!
企画展名 | ゴッホとゴーギャン展 |
会場 | 東京都美術館 |
期間 | 2016年10月8日~12月10日 |
住所 | 東京都台東区上野公園8−36 |
チケット | 一般:1,600円 大学生:1,300円 高校生:800円 65歳以上:1,000円 |