東京 六本木にある国立新美術館では、2016年4月27日〜8月22日の期間、ルノワール展が開催中。
見どころである、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」と「浴女たち」は初来日。45年ぶりの来日となる「田舎のダンス」や「都会のダンス」もある。その他にも、オルセー美術館、オランジュリー美術館に所蔵されている作品を多数展示。
僕は先月、名古屋で「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」へ行ってきました。そこで知った「浴女たち」という名の絵。実際の展示はなかったけど、ずっと気になっていたんです。
その理由は、晩年に描いたとは思えないような明るい作品だったから。
ルノワール展では、その「浴女たち」が展示されている!これは見に行くしかないな、ということで行ってきました!感想を書いたのでお届けします!
※写真撮影不可のため、関連のあるツイートを引用しています
ルノワール展 感想
ルノワールとモネ
同じ時代を生きた二人の画家、ルノワールとモネ。
歳が一つ違うだけということもあり、仲の良い友人でもあった。実際、ルノワールはモネの肖像画を描いていた。もちろん展示会場で見ることができる。
そういえば、以前モネ展に行ったことを思い出した。その時はモネの作品を見ることができたけど、モネの肖像画を見たのは初めてかもしれない。
可愛すぎる猫がいた!
《ジュリー・マネ》あるいは《猫を抱く子ども》
こちらの作品に描かれている、一匹の猫。
猫と少女。《ジュリー・マネ》あるいは《猫を抱く子ども》1887年 オルセー美術館蔵(開催中の「ルノワール展」より https://t.co/gyK2khnHRB 国立新美術館〜8月22日[月]) pic.twitter.com/dOQmARWdZW
— 鈴木芳雄 (@fukuhen) 2016年4月28日
めちゃくちゃ可愛い!
この可愛さなんなの!?反則レベル。目を瞑ってるから笑ってるのかな?
ものすっっっごく幸せそうな表情!!なんだかとっても癒された。あ〜たまんない!まさかこんなに可愛い猫の絵が見られるなんて思ってもみなかった…!
この可愛さは本物で、グッズコーナーにもいました!
国立新美術館「ルノワール展」は明日から。猫グッズも待機! #ルノワール#猫#cathttps://t.co/heULlveRcc… #ミュージアムカフェ#MC_artpic.twitter.com/t2O5jDyyYh
— ミュージアムカフェ【公式】 (@museumcafe) 2016年4月26日
さらにさらに、Instagramで「《ジュリー・マネ》の猫」に負けないスマイル猫を募集するキャンペーンを実施中。猫好きの方は要チェック!
「浴女たち」を見てきた
念願だった「浴女たち」の展示。
ルノワール展の最後に飾られていました。
・・・・・
これ、ほんとうに死に際に書いたもの?と思うほど、明るい絵。歳をとり死へと向かっている時って、マイナスの感情から暗い絵とかが生み出されるものなのかなーと、漠然と考えていたわけですが、この絵は全く違った。
生き生きとしており、生命力が感じられる。
この絵をもって展示は終わりということもあり、すぐには離れたくないような思いが。しばらく魅入っちゃいましたね。
雰囲気を楽しめる音声ガイド
ルノワール展では、大空祐飛さんと緒方賢一さんによる音声ガイドがあります。(550円)
作品についての補足やルノワール自身について、展示の説明では書ききれないようなことを紹介していました。僕みたいに詳しくないけど楽しみたい人におすすめ。
また、BGMが流れる演出が素晴らしい。
「ピアノを弾く少女たち」ではピアノ演奏が。「都会のダンス」と「田舎のダンス」ではワルツが流れるなど、作品の雰囲気を目からだけではなく、耳からも楽しむことができました。
グッズ
先ほど紹介した猫のぬいぐるみや、ストールや絆創膏などの珍しいグッズがある中、特に目を引いたのがこちら。
オルセー美術館公認のレプリカ作品
サイズこそ小さいけれど、発色具合とかを見ると、まるで本物!?と思うほど。目を引いたのは絵だけではなく、お値段の方も。
なんと、100,000円 〜 300,000円までしました。桁は間違えてないですよ。10万円〜30万円です…。
結構なお値段しますが、好きな人にはたまらないものでしょう。
も、もしよかったらいかがでしょうか…?
いま行かないと後悔するかも?
初来日や45年ぶりの作品が展示されているルノワール展。この機を逃したら、次に見られるのは当分先かもしれませんね。
僕は25歳なので、45年後となると70歳…。あまり考えたくないですが、元気でいられるかどうかも怪しいのかなと。
未来がどうなるかは分かりませんが、後悔したくない人は、この機に行ってみてはいかがでしょうか。開催は2016年8月22日までです!
それでは、また。
名古屋で開催中の「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」では「ブージヴァルのダンス」を展示。感想記事はこちら。

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