東京・六本木にある国立新美術館で開催中の「ダリ展」。
サルバドール・ダリの初期から晩年までの作品を約250点展示。日本では過去最大規模とのこと。
行ってきたので展示を見た感想や、会場で見つけたグッズについて紹介します。混雑状況も書いたので、これから行かれる人は参考にしてみてください!
感想は…うまく説明できないので実際に見て感じてほしい
ダリ展、ものすごく良かったです!
「子ども、女への壮大な記念碑」の恐ろしく凄まじい迫力。絵に吸い込まれそうという表現は、この作品こそ相応しいのではないか。ダリが描いた「不思議の国のアリス」も見応え抜群。チェシャ猫もアブソレムも…なにか変…。お茶会、タルトを盗んだのは誰か、アリスの証言。全ての挿絵の印象がガラっと変わる内容だった。
立体的彫刻「引出しのあるミロのヴィーナス」。愛と美の女神であるその体に……なんということだろうか。額、胸、腹、左膝の6箇所に取り付けられた引き出し。なめらかな体の曲線に見惚れていると、その引き出しを開けてみたいという衝動に駆られる…!
そしてそして、間近で見ることのできた「姿の見えない眠る人、馬、獅子」。この作品やばい。すごい。もっと長い時間見ていたかった。同じ絵でも、きっと5分後には全く見え方が変わっているのだろう。これが偏執狂的批判的方法か!
ほかにも、「ラファエロの聖母の最高速度」「奇妙なものたち」「ポルト・リガトの聖母」「ガラの晩餐」「見えない人物たちのいるシュルレアリスム的構成」「ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌」といった目を見張るような作品ばかりでした。
以上、言葉で感想を書いたわけですが、うまく説明できそうにありません。。ほぼ全ての作品が撮影NGなので、写真でお伝えすることも不可能なんです。絵って受け手によって感じるところが違うじゃないですか。だから間近で絵を見て感じて欲しいんです。きっと素晴らしい体験になるのではないかと!
渋い声! 音声ガイドは竹中直人さん
ダリ展の音声ガイドを務めるのは俳優の竹中直人さん。
ジョークを交えながら、作品について掘り下げたり、その時代背景を説明してくれるので、あるとより楽しめることでしょう。一人で行くなら絶対借りた方がいいと思います!
あと、声がめっっっちゃ渋いので、ダンディーなおじさまが好き!という方はぜひ!
個性豊かなグッズたち
続いてはグッズコーナーへ。
数多くの品が取り揃えられていました。見つけたものを挙げておきますね。
- クリアファイル
- ポストカード
- 公式図録
- バンダナ
- リングノート
- マグネット
- トートバッグ
- ネクタイ
- ポスター
- ノート
- マウスパッド
- 携帯ケース
- メガネふき
- パズル
- タトゥーシール
これ欲しい!と思った置時計。
お値段4,900円!
amazonで調べたら似たようなものが安く売られていました。。
真っ赤で分かりづらいかもしれませんが、これクッションなんです。唇の…。
写真に写っているクッション唇は2,900円でお買い求め頂けます。ちなみに、大きいサイズもありますよ。もっと大きい唇が良い!という方はそちらをご購入ください。
この他にも、個性豊かなグッズがたくさん! 展示作品で見た絵がそのままグッズに落とし込まれているので、グッズコーナーを見ているだけでも楽しかった。
1回1ダリ。巨大なガラガラもあるよ
グッズコーナーの壁際にあったこちらのオブジェ。これもひとつの展示作品かな?と思ったら違う!
これ、ガラガラだ…!
福引とかでよく見るやつの、大きいバージョン!!
写真だと伝わりづらいのですが、高さ3m近くはあったかと。
1回まわすのに1ダリ必要。
1ダリというのは、我々の世界で300円。
ありがたいことに、この会場で両替してくれます。
人がまわしているのを見てたらやってみたくなったので、いざ両替!
レジで「1ダリいいですか?」と聞いたところ、スタッフさんの顔が「???」となり、微妙な空気になってしまいました。。ちょっと気まずくなったので、普通に「ガラガラ回したいのでお願いします」と言って300円を渡す方が無難。
回したら出てきました!
タマゴの中身は全7種類。何が入っているかは開けてからのお楽しみ!
最後は写真撮影
グッズを買って終わりではありません。
最後に記念撮影をして帰りましょう!
「メイ・ウエストの部屋」
ダリ展唯一の写真撮影可能スポットです。
反対側には鏡があります。
鏡を覗くと、顔になっているところを写真に収めることができます。
この撮影スポットですが、わかりづらい場所にあるので見つからない場合はスタッフさんに聞いてみてください。
混雑状況
僕が訪れたのは9月14日。
ダリ展開催初日とはいえ、平日だったので混んでないだろうと期待していたら……めちゃくちゃ混んでました。
チケットは並ぶことなくスムーズに買えたのですが、展示会場内にいた人が多かったですね。
絵を間近で見ようと思うと、少しばかり待つ必要があります。少し離れたところから鑑賞するなら問題ないのですが…せっかくなら近くで観たい。会場入口に近いほど人が多いので、先に進んで観ておくというのもひとつの手かと。
開催したばかりなので土日も混雑が予想されるでしょう。少し落ち着いてから行ったほうがいいかもしれません。
おわりに
12月12日までなのでお忘れなく!
▼詳細
イベント名 | ダリ展 |
会場 | 国立新美術館 企画展示室1E |
住所 | 東京都港区六本木7-22-2 |
休館日 | 火曜日 |
会期 | 2016年9月14日~12月12日 |
公式サイト | ダリ展 |
▼チケット
一般 | 1,600円 |
大学生 | 1,200円 |
高校生 | 800円 |
※9月17日、18日、19日は高校生無料観覧日(学生証必須)