久しぶりにお届けする美容室の本棚企画!
初回は勝どきの「VISAGE crew」さん。
続いては神保町の「moloco」さん。
第3弾となる今回は東京を離れ、僕が今住んでいる名古屋の地からお送りします。
ということで、千種区にある美容室「folk(フォーク)」さんについてご紹介!
きっかけはインスタグラム
folkさんを知るきっかけとなったのはインスタグラム。
ここに勤める美容師ヒラノさんがインスタグラムで本に関する投稿をしていました。
コンクリートを背景に統一感のある写真を投稿されていて、タイムラインの中でも一際目立つ存在。
またそこにある本を読みたくなるような紹介文も素敵。
プロフィールには勤めている美容室に関することが書かれてあり、名古屋にあることが分かったので「これは行ってみるしかない!」と。
そんな流れでお問い合わせをしたところ写真撮影の許可を頂きましたので、folkさんの都合と僕の髪の毛が長くなったタイミングでお伺いすることに。
名古屋市️千種区・本山駅から歩いてすぐ!
美容室「folk」があるのは名古屋市千種区。最寄駅は地下鉄東山線・本山駅。
名古屋駅からの乗車時間は15分ほどで、乗り換えなしでアクセスできます。
ヒラノさんからは「場所が分かりにくいので〜…」と言われていたので迷うかな?と心配していたのですが、全くそんなことはなく。
本山駅の5番出口から道路に沿って歩いていくと右側に対象のビルを発見!
お店は2階にあるので階段を上り進んでいくと・・・
小さな扉を見つけました!
どこに取っ手があるのか分からないようなシンプルなつくりだけど、すでに漂うおしゃれ感。いい意味で美容室っぽくない雰囲気を感じます…!
扉をよーく見ると、右上に取っ手を確認したので手で掴み開けてみると・・・
ギャラリースペースを併設
まだ半開きなんですけどね。
この時点で “当たりのお店” だと確信。滲み出るおしゃれ感がたまらない。
美容室なのにこの空間は一体…?
話を聞いたところ、こちらはギャラリースペース。他のお店や個人の方の作品を期間限定で展示をしているとのこと。
初めてだったのでびっくりしましたが、待ち時間に見られるのは嬉しいですよね。
folk店内の様子
大きなガラスとコンクリートの内装が印象的な空間。
コンクリートには冷たいイメージがあるかもしれませんが、そんなことを全く感じないから不思議。照明や小物、家具のおかげなのかな?
店内の隅っこには本棚が用意されており、アートやライフスタイル関連の本が多く置かれています。
チェストに収納されている本
店内の一角にひっそりと置かれているチェスト(たんす)。年季の入ったビンテージ感が漂うおしゃれ家具です。
ヒラノさんがインスタグラムに投稿している本はここに収納されています。
僕の手と比較するとこのくらいのスケール感。そんなに大きくはありません。
中身が気になるので早速引き出しを開けてみましょうか…!
「壺入門」
著:小松正衛
いかにも怪しげな本が出てきました。
読むだけなら壺を売りつけられる心配もないか……ということでページをめくるとその内容に驚き。壺について至極真面目に解説していたんです。まさしく壺入門。(疑ってすみません。。)
「さきちゃんたちの夜」
著:よしもとばなな
「炎上する君」
著:西加奈子
「羊男のクリスマス」
著:村上春樹 佐々木マキ
引き出しを開けて本を見つけるという体験が素敵ですよね。開けるときのワクワク感が最高。
「ふむふむ おしえて、お仕事!」
著:三浦しをん
「ミナを着て旅に出よう」
著:皆川明
気になる本が見つかったら手に取ってみてくださいね。パーマやカラーの時間を利用して読むこともできますよ!
「青い春」
著:松本大洋
小説だけではなく漫画もありますよ!
(「青い春」といタイトルを見たとき、back numberの曲を思い出すのは僕だけ?)
「オシャレ泥棒」
著:中森明夫
チェストの中には他にも本が隠れています。folkを訪れた際には待ち時間を利用して探してみてはいかがでしょう。
インスタグラムではヒラノさんのアカウント、またはハッシュタグ「#ヒラノノホン」と検索すると一覧が出てきます。気になる方はチェックしてみてくださいね!
ヒラノさんのアカウント
→ @hiranoyudai0930
ハッシュタグ
→ #ヒラノノホン
せっかくなのでヒラノさんの投稿を真似て1冊撮ってみました。
無機質なコンクリートの背景と、猫の可愛さとのギャップがあっていい感じに撮れたかな?
本を開いてみたら可愛さの塊が飛び出してきたので、今度バックナンバーを探して購入しようと思います。猫最高。
本とは◯◯◯◯◯◯◯
ヒラノさん自身はメンズの担当をまだしていないとのことだったので、今回はオーナーさんに髪を切ってもらいました。
カットの最中、おもむろに『「本とは?」って聞いてもらってもいいですか?』と言われたので質問してみると、
「本とは旅のようなもの。本を選ぶ感覚は旅の準備と似ていて、何を読もうか選ぶのが楽しい。そして本も旅も終わってしまうと切ない。どちらもゴールする前の過程が一番楽しい。」
こんな感じの内容を満足気に(ドヤ顔で)語ってくれました。
共感する点も多々あるので僕もこれから「本とは」と聞かれたときに使っていこうと思います。
インスタグラムをチェックしよう!
ヒラノさんとオーナーさんはとっても親しみやすい人でした。
初めはおしゃれな空間に喜びつつも、正直なところ若干緊張していたんですよね。だけどそんな不安を吹っ飛ばしてくれるほど話しやすく、楽しいカットの時間を過ごすことができました。
千種区に住んでいる方、本山駅へアクセスしやすい方は訪れてみてはいかがでしょう。インスタグラムでヒラノさんのアカウントを見たところ、初回に限りカット無料などの特典を用意しているので、まずはご確認いただければと思います!
ヒラノさんのアカウント
→ @hiranoyudai0930
おわりに
お店の雰囲気から「たんす」という言葉に違和感があったんですけど、「チェスト」にするとしっくりくるから不思議。