今回紹介する本がこちら!
メディアワークス文庫の「19 ―ナインティーン―」という作品。
この本が世に出たのは6年前。
2010年12月25日に発売されました。
その内容は、複数の作家さんによる短編集です。
- 綾崎隼
- 入間人間
- 紅玉いづき
- 柴村仁
- 橋本紡
メディアワークス文庫が好きな人にとってはたまらない作家陣。その名前を見ると豪華さに驚かされます。今や数多くのタイトルを出版するすごい人たちばかり。6年前だったから実現したのかもしれませんね。
短編集ですが、テーマは統一されています。
そのテーマとは、19歳。
表題の通りですね。高校を卒業したけど未成年。そんな彼女彼らの物語が描かれています。
おすすめは入間人間さんの「19歳だった」
SF作品であり、ループを題材にしています。ストーリーや文章が面白いのはもちろんのこと、目で見て楽しめる要素がたくさんあるんです!
数字の羅列であったり。
記号の羅列であったり。
ここで紹介したこと以外にも仕掛けはあります。どうぞ手に取ってお楽しみください!
サイドストーリーのようなところも
それぞれ単体で楽しめるようになっていますが、各作家の本を読んでいるとより一層楽しめます。メインの作品で地味に登場していたキャラクターが「19 ―ナインティーン―」では主役になっている、ということがありますから。
例えば、綾崎隼さんの本だと「蒼空時雨」に関連する人が登場します。あらかじめ読んでいたので登場シーンは興奮しました!
おわりに
5名の作家のうち、誰かひとりでも気になる方がいれば、ぜひ手に取ってみてください。その方の作品を楽しむのはもちろんのこと、今まで読んだことのない作家さんの短編を読むチャンスでもあるので。
19歳という共通のテーマを通し、各作家さんの短編をお楽しみください。
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綾崎 隼,紅玉 いづき,柴村 仁,橋本 紡,入間 人間 アスキーメディアワークス 2010-12-25