10月12日〜11月27日の期間、グッチ銀座で「GUCCI 4 ROOMS」が開催。
4人のアーティストとコラボした4つの部屋を公開している。
- 塩田千春
- 真鍋大度
- トラブル・アンドリュー
- Mr.
以前、KAAT神奈川芸術劇場で開催された「鍵のかかった部屋」を見てからというものの、塩田千春さんの世界観に首ったけ。今回展示されている作品も赤い糸が特徴的で「絶対に見たい!」と思っていたところ。
銀座にあるグッチということで少々入りづらい雰囲気がある中、めちゃくちゃカジュアルな服装で行ってきました。
写真撮影OKなので、作品の一部をご紹介します!
※一部、森美術館キュレーターの荒木夏実さんのコメントを引用
GUCCI 4 ROOMS
GUCCI WORDS ROOM
壁に投影される魂をもつかのように揺らめく文字。そこから現れるのは、イザナギやイザナミなど日本の神話に登場する神々や生き物の姿。それらは、古代日本の神代文字を元にデザインされています。
放たれた矢の先に新たなイメージが浮かびあがり愛や憎しみ、嫉妬など、生々しい感情が行き交う物語を想起させます。
目の前で目まぐるしく変化する映像。ただただ凄くて圧倒される。静止画では伝わらない迫力が、ここにはありました。
GUCCI HERBARIUM ROOM
張りめぐらされた真っ赤な赤。奥に見えるのはついさっきまで誰かか使っていたかのように見えるベッド。赤い糸は人の命や絆の温かさと同時に、拘束される息苦しさをも感じさせます。
「不在の中の存在」をテーマにしてきた彼女のエッセンスが、ミステリアスな部屋に充満しています。
赤い糸の力強さ。この部屋に入ると不思議な魅力にとり憑かれるのは僕だけでしょうか。
上手に写真を撮れなかったのですが、奥の方にはグッチの財布やバッグがありました。この世界観にとてもマッチしていたような気がします。
GUCCI GARDEN ROOM
一歩足を踏み入れると、そこはカオスの庭。崩れ落ちそうな壁を思わせる布の上に現れるのは、「カワイイ」少女の巨大な顔、動物たち、ワイルドな落書き、そしてていねいに描きこまれた花々。
グッチの商品が無造作に散らばり、大胆にもペイントで汚されています。
先ほど紹介した2つの部屋とは全く異なる世界観。散りばめられているグッチの商品を発見するのが面白い。ただぼーっと眺めているだけで楽しかった。
階段を上ったところでは、また違った景色を味わうことができるでしょう。
GUCCIGHOST ROOM
さいごの一つの部屋があるのは「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」。グッチ銀座から歩いて行けるところにあるので、ぜひご自身の目でお確かめください。
おわりに
「GUCCI 4 ROOMS」は11月27日までの開催。グッチとコラボした世界を入場無料で楽しむことができるので、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
公式サイトがとてもおしゃれで見応えがあるので、作品と合わせてお楽しみください。