地曳いく子さんの「服を買うなら、捨てなさい」という本。
帯には「何を捨て、何を買えばいいのかがよくわかる」とありました。
書店でこの本を見つけ、タイトルが気になり即購入。おそらく、捨てられない服でいっぱいになったクローゼットの光景が脳裏に浮かんだからでしょうね…。
この本を読めば、なにか解決の糸口になるかなーと軽い気持ちで読んでみました。
想定読者層ではなかった…
女性向けに書かれた内容
読みすすめてハッキリと分かったことが一つ。
この本は30代、40代、50代の女性に向けて書かれている。
「日本の女子にかけられたバリエーションの呪い」
「美しく年齢を重ねましょう」
「服は男と同じ」
読んでみたけど、いまいちピンとこない。それもそのはず、僕は20代男性だった。
半分以上の内容に共感することができず、「そんなこと言われても…」という気持ちが正直なところ。
著者はスタイリストの地曳いく子さん
この本の著者は地曳いく子(じびき いくこ)さん。
スタイリストをしている方で、ファッション誌で活躍しているんだとか。「服を買うなら、捨てなさい」のほかに執筆している本がこちら。
- 50歳、おしゃれ元年。
- 50歳ファッション黄金セオリー~さようなら、おしゃれメランコリー~
いずれも自分では買わないし読まないだろうなーという本ばかり。。だからこそ、逆に新鮮で面白かったところもある。「へーそうなんだー」と他人事だったけど…。
実践できたらいいなと期待していたわけですが「自分には当てはまらないな」と、読み物として楽しんでました。
……というのが少し前の出来事。
服をある物に置き換えて再読
服ではないのですが、最近、増え続ける本に悩んでいました。気になった本は迷わず買うので部屋の中が大変なことになっています…。収納スペースがなくなってきたけど、売ったり捨てたりするのはいかがなものか…。本の断捨離について悩んでいたんです。
そんなときに本の整理をしていたところ「服を買うなら、捨てなさい」を発見。あることを閃いたので、実践しながら再読してみることにしました。
あることとは、「服」を「本」に置き換えること。
「着る」は「読む」に置き換えます。
「本は男と同じ」っていうのは相変わらず分かんないけど、共感するところもあるんです。
服を減らすための具体策
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本を減らすための具体策
捨てるべき服
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捨てるべき本
買っていいのは「今着るもの」だけ
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買っていいのは「今読むもの」だけ
特に、タイトルの「服を買うなら、捨てなさい」を置き換えた「本を買うなら、捨てなさい」という言葉は僕の心にグサッと突き刺ささった。
ほんの少しですが、この本の内容が自分事に変わった瞬間でした。ついつい買ってしまう本の抑制や、今ある本を捨てることに繋がるのが理想。とにかく本の断捨離をしたい! そのためのマインドを教えてくれる気がします。
応用してみよう
ちょっとだけ視点を変えて読んでみたことで、新しい発見がありました。僕の場合は「本」でしたが、様々なものに置き換えることができるかと。
部屋にあるけど、捨てようか迷っている物を当てはめて読んでみると、断捨離するいいきっかけ作りになるかもしれません。