こんにちは、西松(@output_log)です。
読書が好きで、2015年もたくさんの本を読むことができました。
その中には生活の役に立つ本。泣いてしまうほど感動する小説。ちょっと怖い大人向けの絵本。仕事で参考になるビジネス書や技術書など様々です。
多くの本を読んでいると、言葉は悪いですが、たまにクソみたいな本に出会うこともあります。
年末にその本のことを思い出す出来事があったので、振り返りながら紹介したいと思います。
クソみたいな本との出会い
その本との出会いは2015年4月。友達の誕生日が5月だったので、誕生日プレゼントを探している時。本が好きな僕は、プレゼント用に面白そうな本をamazonや書店で探すことにしました。
せっかくなので相手が読んだことのない本にしよう。王道なものは避けてニッチな分野も覗いてみることにしました。
本屋で物色する日々。
僕の目に赤い一冊の本が目に留まる。
帯にはこうありました。
本書の内容はクソです。
このキャッチフレーズを見た僕の体に電流が走った(気がする)。
右下にいるハイラックスという動物に注目してください。まるで「気になるでしょ? 買いなよ?」と訴えかけているかのよう。
書店で偶然見つけたこともあり、この本との出会いは運命かもしれない…! そう思った僕は、ハイラックスのつぶらな瞳に見つめられるまま購入しちゃいました。
その本がこちらになります。
うんこがへんないきもの
『うんこがへんないきもの』
著者:早川いくを 絵:寺西晃
こちらがクソみたいな本。
いや、クソみたいなじゃないですね。クソの本です。
このタイトルにして「本書の内容はクソです。」というキャッチコピー考えた人は天才かと。何度見ても「センスあるわー」と思い知らされる。
どんな内容?
「うんこがへんないきもの」は、累計55万部のへんないきものシリーズのひとつ。以前、ダイオウグソクムシで注目を浴びており、知っている人も多いのではないでしょうか。
その有名シリーズのうんこバージョンです!
こちらが目次の一部。
いたるところに、うんこ!うんこ!うんこ!
もう見るからにクソまみれ!
各話題の区切りにはコラム・・・・・ではなくウンコラムがあります。この徹底ぶりには感心する。
テーマはうんこだけど、イラストや文章で面白おかしく書かれており、下品な印象はあまり受けません(あくまで僕個人の感想)。 面白くて笑える話がほとんどだけど、環境問題と絡めた超がつくほど真面目な話もあるあたり侮れません。
ただ、稀に本気で気持ち悪くなる表現があるので、その点はご注意ください。
ノハラツグミ、ギボシムシ、カンムリブダイといった聞いたことのない生き物に関する(うんこ)話。
ゾウやカバ、ペンギンなど、馴染みのある動物の(うんこ)話もあります。この本を読んだ後に動物園や水族館に行くと、違った楽しみができていいかもしれません。
僕は12月、クリスマスで盛り上がっている「すみだ水族館」へ行ってきました。
生で見たペンギンのアレ
クリスマス仕様のすみだ水族館。幻想的な空間の雰囲気にうっとり。
クラゲは綺麗!ペンギンも可愛い!
そう思いながら巡っていたんですけどね…。
時間を忘れてボーッとペンギンを見ていたら、目の前にいたペンギンのお尻から勢いよく噴射しました。
・・・・・うんこが。
あ、これって本で見たことある光景だ。読んでから半年以上経ったけど、すぐに思い出した。
だから特別な驚きはなく、妙に冷静でいられたんです。本当に読んだ感じでするんだなーと感心。本で見たイラストがリアルな光景として目に飛び込んできて、むしろ嬉しくなっちゃった。うんこでハッピーな気持ちになれるってすごいことですね。読んでおいてよかった。
おわりに
以上、クソの本を紹介するクソ記事でした。
一応言っておくと、僕はこの本が大好きです。笑える本って意外と少ないですからね。
自分で読んで面白い! と思ったので自信を持って薦められると確信。迷うことなく友達の誕生日プレゼントとして贈りました。手渡しした時、相手の表情が固まっていた気がするけど気にしない。。
2016年も衝撃的な作品と出会えることを楽しみにしています。
それでは、また。
この記事は、読み終わった本リスト Advent Calendar 2015 16日目の記事として書きました。