2017年5月1日、ヒグチユウコさんの画集「BABEL Higuchi Yuko Artworks」が発売。
「本自体が作品に」をコンセプトにしており、紙や印刷加工にもこだわっているんだとか。
その気になる内容は、ヒグチユウコさんが幼少期から大好きというヒエロニムス・ボスやブリューゲルの作品をオマージュしたもの。
東京都美術館で開催する「バベルの塔展」の作品から13点を選び、書き下ろした絵を収録しています。
オマージュした作品
元絵とオマージュした絵がどんな感じになっているのか。ブリューゲルの「大きな魚は小さな魚を食う」という作品を例に紹介します。
▼元絵となるブリューゲルの作品がこちら(ポストカードを撮影し拡大)
▼オマージュしたヒグチユウコさんの作品がこちら
▼切り替えて見比べられるようにしてみました
元の絵を知っていると、思わずニヤリとしてしまうほどの完成度。ナイフを持っているキャラクターが変わっていたり、元の絵にはいないモンスターが潜んでいたり。
元の絵を知らなくても楽しめると思いますが、「BABEL Higuchi Yuko Artworks」という作品集は違いを見つける面白さを秘めていますね。
東京・南青山では原画を展示
2017年4月18日~5月7日の期間、「BABEL Higuchi Yuko Artworks」の原画展を開催。
会場は東京・青山にあるTOBICHI と TOBICHI2の2箇所になります。表参道駅が最寄り駅になっていますが、乃木坂駅から歩いたとしてもそう変わらない距離にあるのではないかと。
TOBICHIにあるのはフォトスポット
こちらが会場となるTOBICHIという名の建物。中に入ると、奥の方にフォトスポットが用意されています。
実は先ほど紹介した「大きな魚は小さな魚を食う」という作品、ここで撮影したものでした。
壁に沿って大きなパネル?が展示されているので、ぜひ記念に撮りましょう!
お店の人に声をかければ撮ってもらうことも可能です。ありがたいことに顔を隠すことのできる被り物が用意されているので、シャイな人でも大丈夫かと!
TOBICHI2で原画を展示
どちらかというとこちらがメイン会場なのかな。TOBICHI と TOBICHI2は歩いてすぐのところにあるので、迷うことなくたどり着けるはず。しかし注意しないと通り過ぎてしまう可能性もあるのでお気をつけ下さい。
階段を上り2階に行くと、いよいよ原画のお目見えです!
・・・
※写真撮影NGでした
ヒグチユウコさんの絵と元絵を比較できるように展示されているので、間違い探しをするような感覚で見ると楽しいかも。
はじめは暗くてよく見えないかもしれませんが、時間が経つと徐々に目が慣れてくることでしょう。それからが本番です…!
ひとつめちゃんのような、かわいい(けどちょっと気持ち悪い)モンスターを堪能してください!!
ちなみに、1階ではヒグチユウコさん関連のグッズを販売。新しく発売される画集「BABEL Higuchi Yuko Artworks」の先行販売も行っているので、待ちきれない方は是非足を運んでみてください~!
バベルの塔展の半券でタラ夫の名刺を入手!
タラ夫とはバベルの塔展のマスコットキャラクター。なかなかシュールなキャラクターなのですが、原画展ではその名刺を貰うことができます。やったね!
バベルの塔展の半券をお店の人に見せると、
「こちらが名刺になります」
と言って目の前に出されたので、条件反射的に両手を差し出し、
「頂戴いたします」
みたいなやり取りがありました。「なんだろう…この名刺交換みたいな感じ…笑」と内心ニヤニヤしていたのはここだけの秘密。
ヒグチユウコ「BABEL Higuchi Yuko Artworks」原画展の概要
入場料:無料
期間:2017年4月18日~5月7日
時間:11時~19時
会場:TOBICHI, TOBICHI2
TOBICHI (東京都港区南青山4丁目25-14)
TOBICHI2(東京都港区南青山4丁目28-26)
バベルの塔展に関する記事はこちら。
