スターティング・オーヴァー:三秋縋のデビュー作を読んだ感想

こんにちは、ニシマツ(@output_log)です。

メディアワークス文庫から出版された「スターティング・オーヴァー」を読みました。

著者は三秋縋(みあきすがる)さん。

メディアワークス文庫でデビューする前は「げんふうけい」という名でweb小説を出されていました。その時の作品を、加筆修正したものが「スターティング・オーヴァー」です。

本という形でのデビュー作。面白かったので感想を書きます。

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あらすじ

スターティング・オーヴァー

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。全てをやり直す機会を与えられた僕だったけど、いくら考えても、やり直したいことなんて、何一つなかった。僕の望みは、「一周目の人生を、そっくりそのまま再現すること」だったんだ。

しかし、どんなに正確を期したつもりでも、物事は徐々にずれていく。幸せ過ぎた一周目のツケを払わされるかのように、僕は急速に落ちぶれていく。―そして十八歳の春、僕は「代役」と出会う。変わり果てた二周目の僕の代わりに、一周目の僕を忠実に再現している「代役」と

記憶の一部が欠けているが、ほとんど引き継いでいるので強くてニューゲーム状態。
それなのに、なぜ一周目の人生を再現するかというと、後悔がない人生だったから。

しかし、二週目では一週目で恋人となるはずだったツグミにフラれてしまいました。

それがきっかけで、暗い性格になってしまう…。
明るい性格の妹も変わってしまった…。
両親の仲もよくない…。
元親友にはいじめられる…。

大学生になると、ツグミの隣には既に「代役」である恋人がいました。
その代役は、まるで一週目のときの自分のよう。

そして考えます。

代役に退場してもらおうと…。

大学には行かず、引きこもりがちでしたが、行動を開始します。

感想(ネタバレあり)

スターティング・オーヴァー_02

回想が長く、読んでるこっちまで暗くなるような内容。

すごく感情移入できて、読んでで辛かった…。主人公の影響を受けて周りの人が落ちぶれていくのは、いたたまれなかったなぁ…。

ほんと、終盤になるまで何ともいえない気分だった…。

でもね、やっぱり最後に救いはあるんです。

きっかけは中学と高校を一緒に過ごしたヒイラギがコーヒーを飲んでいる姿を見たとき。

ヒイラギもまた、同じように孤独で一人ぼっちだった仲間。決して仲がいいわけではなかったけど、不意にやってきた既視感。

そこで気づいた、とある間違い。

一週目の彼女はツグミではなく、ヒイラギだった。

つまり、見惚れる相手を間違えていた。
薄々予感はしていたけど、やっぱりそうでした。これは…切ない…。

そんな2人の会話で印象に残ったのがこちら。

私たちは、お互いの姿を見失って尚、ずっと支えあって生きてきたんだ。
極めてひねくれた形で。

長くなるので詳細は省くけど、ほんとうにひねくれた依存関係だったんだと改めて思う。けど、嫌いじゃない。むしろ、ちょっと歪んでる方が好きかもしれない。

最終的には恋人関係に戻り、ハッピーエンド。これから!って感じで終わりました。

前半の憂鬱っぷりを振り払ってくれるくらいの良い読後感!

おわりに

「スターティング・オーヴァー」は冬の物語。特にクリスマス。

春に読んでも面白かったけど、寒い雪の降ってる日に読みたいと思える本でした。クリスマス間近だと、更に楽しめると思います!

それでは、また。

スターティング・オーヴァー:三秋縋のデビュー作を読んだ感想
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