こんにちは、西松(@output_log)です。
突然ですが、
ケチャップマンを知っていますか?
ケチャップマンとは、ケチャップの容器に手と足が生えた存在。
その姿がこちら!
※八百屋でトマトを物色しているケチャップマン
その姿に突っ込みたい気持ちがあるかもしれませんが、ひとまず落ち着きましょう。ケチャップマンの存在を受け入れることが重要です。
この独特なキャラが登場するのは「ケチャップマン」という絵本。タイトルそのまんま。
この絵本は読書メーターの献本キャンペーンで知りました。
当選はしなかったものの、ケチャップマンのシュールな風貌があまりに気になったので買って読みました。感想を書かずにいられません!
どんな内容?
自分の価値を見いだせないケチャップマン。
ケチャップの営業をするも認めてもらえず、ポテトフライ専門店で働くところから話は始まります。
ケチャップマンの日常は、いたって普通。
朝起きて働きに出る。
疲れ果てて帰宅する。
姿は特殊ですが、ケチャップマンは私たち人間となんら変わらない生活を送っているのです。
その働く姿に共感するところ、思うところがある人がいるのではないでしょうか。
この本を読み、以下のような働く現代人の悩みを想像しました。
- 自分の存在価値を見いだせない状況
- 仕事で突然認められたけど、理由が分からない
- 悩み続けてわけがわからなくなってきている
わずか28ページの内容で、こんなにも考えさせるなんて…すごい…!!
感想
この絵本は突飛な展開もあり、色んな捉え方があると思います。
読者に何かを訴えかけているような、そんなこともないような…。とにかく不思議な絵本。
シュールな表紙からは笑える内容を想像していたのですが、物悲しい気持ちになることに…。なんともいえない読後感です…。
著者は鈴木のりたけさん。初めて読んだ作家さんですが、とんでもないものを世の中に出しますね。他の絵本も気になるところです。
ケチャップマンの不思議ワールドを体感してみたい方は、読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、また。おやすみなさい。