こんにちは、西松(@output_log)です。
ハヤカワ文庫JAの 世界の涯ての夏。
この本は第3回ハヤカワSFコンテストの佳作を受賞した作品。
著者は つかいまこと さん。なんと現役のゲームデザイナーとのこと。
あらすじにも3Dデザイナー、3Dモデルといった言葉を発見。
3Dデザイナーの話って小説では珍しい?と思ったので気になり購入しました。
読み終えたので感想を書きたいと思います。
世界の涯ての夏
本屋さんで見つけたときは爽やかな印象。表紙からはSFの雰囲気をあまり感じなかったけど、読み進めていくと間違いなくSF小説でした。
内容紹介
- 隔離された島で生活する少年と少女の話
- 実験の被験者である老人の話
- 3Dデザイナーの日常を描く話
以上の3つの話が順番に少しずつ語られます。
序盤は正直言って、なにがなんだか分かりません・・・。
けれど、読み進めていくと次第に話が交錯していきます。
意味分からなくて読み終えそうになった方は、90ページ目までは耐えてみましょう。。
感想
現実よりも技術が発達した世界なので、理解し辛いことも多々ありましたが、全体的には読みやすいSF小説だったと思います。難しい用語も、そんなに出てこなかったかと。
物語には関係ないけど、3Dモデルに対してしずる感という表現が印象的だった。
ガチなSF好きには物足りないかもしれないけど、ふだんSFものを読まない私には丁度よい1冊。気になった方は「世界の涯ての夏」を読んでみてください!