こんにちは、西松(@output_log)です。
野崎まどさんが講談社タイガより本を出版されたということで バビロン 1 ―女― を読みました。シリーズ1作目ということで、内容をまとめる意味も込めて感想を書きたいと思います。
ネタバレ含みます。ご注意ください。
内容紹介
東京地検特捜部検事・正崎善は、製薬会社と大学が関与した臨床研究不正事件を追っていた。
その捜査の中で正崎は、麻酔科医・因幡信が記した一枚の書面を発見する。そこに残されていたのは、毛や皮膚混じりの異様な血痕と、紙を埋め尽くした無数の文字、アルファベットの「F」だった。
正崎は事件の謎を追ううちに、大型選挙の裏に潜む陰謀と、それを操る人物の存在に気がつき!?
amazonの内容紹介より引用
感想
Fとは
白い紙を埋め尽くした無数のF。
その表面には人の毛や爪垢、フケなどが血液によって固められている。
物語の中だけではなく、実際のページにも仕掛けが施されていました。
一瞬黒く塗られているだけかと思いましたが違います。
よく見ると、Fの集合体。そのため黒く塗りつぶされているように見えました。狂気を感じますね・・・。気持ち悪!って思ったけど、面白くなってきたと感じた瞬間。
(「すべてがFになる」が頭をよぎったのは私だけではないはず。)
FとはFemaleのこと。
Female = 女
登場する女たち?
検事である正崎は事件を追うと複数の女にたどり着く。
AとBとCと呼んでいるが、実は全て同一人物。
見た目は全然違い、まるで別人とのこと。
そのAでもBでもCでもある女の名は、曲世 愛(まがせ あい)。
他人に死を望ませることができる?みたいです。
仕事のパートナーである文緒の死因は自殺。直前まで死ぬ意志なんて微塵もなかったのに・・・。死亡フラグは順調に立てていたけれどもw
文緒は曲世と接触した影響のせいで死んでしまったんですね。だから遺書があったのか。
続きが待ち遠しい
やっぱり野崎まどさんの話は面白いなー。世界観も好きだし、キャラクターの会話のテンポも良くていい。メディアワークス文庫の作品や、knowを読んで面白かった方は楽しめると思います。
「バビロン 1 ―女―」とあるように、この物語は1巻目。
Fと曲世と選挙が繋がり、衝撃的な終わり方だったので早く続きを読みたいです。
次は2016年春と告知されているので、まだまだ先のようですね。
はやく続編出ないかな!期待して待ちたいと思います!
それでは、また。